下地補修工事
 

 下地補修工事は劣化した躯体を健全な状態に復旧する工事で大規模修繕工事における最も重要な工程です。


 下地補修・塗装・防水工事の妨げとなるバルコニー内に設置されている物置、
エアコン配管カバー等を撤去いたします。(サンプル動画の現場では物置を
移動すると設置部に塗装・防水は施されていませんでした。)
下地補修工事
 クラック(ひび割れ)、爆裂(コンクリート内部の鉄筋がサビ、サビによる体積膨張により
コンクリート表面が崩れる現象)を修繕する工事です
。         下地補修工事図面
   
クラック(ひび割れ) クラック巾計測 爆裂 屋内クラック

打診点検 浮き部処理 爆裂補修(天井) 爆裂補修
 テストハンマーなどを用いて打聴し、その異常音により異常部(浮き、欠損)を感知します。
 
 躯体に達する30㎜程度の深さ人孔開けし、エポキシ樹脂を注入し、ステンレスピンを挿入いたします。
 脆弱部を除去し、内部鉄筋に防錆処理を施しポリマーセメントで成形いたします。
 欠損部深さが50㎜以上の場合はアンカーを打設し番線で結束いたします。
フィラー処理 Uカットシーリング処理 エポキシ樹脂低圧注入処理 目路新設
 ひび割れ巾0.3ミリ未満のクラック。微弾性フィラーを刷毛で塗布いたします。
 ひび割れ巾0.3㎜以上挙動のあるクラック。クラックに沿って電動カッターでU字型の溝を設けシーリング材を充填いたします。

 ひび割れ巾0.3㎜以上挙動のないクラック。エポキシ樹脂をゴムの圧力で時間をかけクラックの奥まで注入いたします。
 コンクリート打継部等クラックが再発する可能性のある部分に目地を新設いたします。
 
床クラックUカットシーリング処理

床浮き部処理 表層モルタル浮き部処理 異物混入部
外壁打継部目地新設処理

手摺足元爆裂処理 補修材撤去



既存塗膜除去
 既存塗膜の付着力が著しく低下している場合、既存塗膜が厚くなり
新たに塗装することにより既存塗膜を起こすことが考えられる場合は
既存塗膜を除去いたします。


タイル補修工事
 割れたタイルの部分取替、タイル浮き部をエポキシ樹脂を注入しコンクリート躯体と
密着させる工事を行います。
タイル落下危険個所 タイル浮き 浮きタイルアンカーピンニング処理 割れタイル部分取替

 
・バルコニー補修工事中はバルコニー内の壊れやすいもの・網戸等
 作業に支障のあるものは一時片付けをお願いします。

・物置、植木鉢、物干し竿、物干し台等一時お部屋内又は廊下等への
 移動をお願い致します。

・エアコン室外機は外さなくて結構です。

・洗濯物は昼間室内干しにてお願い致します。作業時間外の夕方17:30以降翌朝
 8:30の時間であればバルコニー内に洗濯物等干されても結構です。